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第四話「結論」(終) [WNロスの真実(考察)]

第四話「結論」

 突如SNS上から消えた世界的アーティスト、N。

 あまりにもショックなニュースであったため、気絶してしまうファンも各国で確認されたほどであった。私もドア枠に足の小指をぶつけたような衝撃を受けたことを今でも鮮明に覚えています。

 インターネット上には多くの情報が寄せられ、様々な考察が生まれました。しかし、キリンのお面をした動画投稿者には扱ってもらえなかった、否、あまりにも大きな話題であるために扱うことができなかったのでしょう。

 微力ながらも、この『WNロス』の真相に一歩でも近づこうと考察記事をこのブログに掲載し、多くの反響を得ることができました。それでも私の仮説は非常に根拠が乏しく、この21世紀を代表する事件の真相からは遠いものだと思います。

 考察記事を書きながら、他の多くの仮説にも目を通し、さらにWNの歴史にも再び触れました。

 もう一つの仮説を組み立てている最中、再び世界中を震撼させる出来事が発生しました。Nがおよそ半年ぶりにTwitterで呟いたのです。

 「『ハンターxハンター』が連載再開するまで正拳突きをスマイル40ex!」

このツイートは大きな反響を呼び、2千5百3いいね、1リツートを獲得しました。そして、多くの南米のニュース番組は「音楽ライブで局部を露出した世界的な日本のアーティストが復活!」と速報で報じ、他の国々でも同様に速報が流れたと聞いています。

 もしかすると、我々が勝手に『WNロス』という言葉を作って、Nを音楽シーンから消してしまうところだったのかもしれません。事実、カリスマ・ブロガーのイルミ・遠藤はブログに「俺には分かってたよ。『WNロス』ってのは捏造された事件だったのさ。この陰には巨大な、大きな力を持った勢力がいるんだ。詳しくは俺のYouTubeチャンネル『ラーメン、つけ麺、ボク、遠藤!』を見てくれよな!」と書いています。

 二つの仮説をこのブログで公開しましたが、私はインターネットの情報に踊らされていたのかもしれません。

 『WNロス』。

 おそらくNはイルミ・遠藤のいう「大きな力を持った勢力」と戦う準備を整えていたのかもしれませんね。そうなると、WNは音楽活動を中断してしまうのでしょうか?

 この出来事はまだ多くの謎を残しており、もしかすると謎のまま終わってしまうかもしれません。しかし、私は諦めずにNの失踪について、次は仮説ではなく、徹底的な取材を行って真相を明らかにしたいと思います。 
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第三話「局部写真SNS投稿説」 [WNロスの真実(考察)]

 世界的なアーティストであるWNに関連する資料は多く、それに目を通すだけでおそらく一生を終えてしまうでしょう。私も生きている間にどれだけの資料を読むことができるのか、そう考えると不安で夜も眠れないです。

 さて、その膨大な資料の中から私は最も説得力のある仮説を見つめました。それは「局部写真SNS投稿説」です。

 G3に現在のところ、そのような疑惑は生じておりませんが、Nは過去に56回ほど局部写真を登録している全てのSNSサイトに投稿してアカウントを何度も凍結されています。その度に彼は別のアカウントを作っており、最後に確認されているNの全てのSNSアカウントは57または58個目だと言われております。

 ゆえにWNロスと呼ばれる衝撃的な事件が起こった際、一部の熱狂的なファンたちは自身のブログで「Nがまたチ◯コ写真を投稿したんだと思う」と考察している。事実、WNファンとしてNとG3からも一目置かれているカリスマ的なブロガー『イルミ・遠藤』によれば、「同じ露出癖を持つ者として、Nの局部写真投稿は勇気ある行動だと思う。これはね、ネット社会への挑戦なんだ。(中略)今回のNのSNS投稿が中断した理由はね、そうしたネット社会に存在している『大きな力』に圧力をかけられたからだと思う」と述べている。

 Nが何かしらの大きな力を持つ勢力と戦っているかどうかは分かりませんが、Nは歌手のビリー・アイリッシュさんを敵視していたというWNマネージャーのツイートもあり、路線変更のために身を隠している可能性もありますね。

 ちなみに、常習的に局部写真をネット上に投稿していたNですが、彼は常に写真と共に真面目なコメントも書いており、そのコメントだけを収めたエッセイ集『ファントム・ペイン:俺にしか分からない痛み』という、オークションサイトでかなり高額な値段で取引されている本も出版されています。現在、電子書籍化の話しも上がっているので、興味のある方は是非チェックして下さい。

 現在、NはG3が開設した事務所「テクニカル・ピクチャーズ」に所属しており、その規模を秒単位で拡大しています。世界的な人気アーティストですが、やはり新しい事務所での活動なので様々な問題が生じていると報道されています。この個人事務所が開設された理由は、Nが何度も局部写真をSNSに投稿していたため、当時所属していた事務所がNを解雇してG3をソロデビューさせようと考えていたからだと言われています。

 G3も独立すれば、Nも局部写真の投稿を止めると思っていたのかもしれません。しかし、Nは見事にその期待を裏切り、今回も同じようなことを「した」、または「しよう」として謹慎処分を受けている最中なのかもしれません。

 この仮説が本当であれば、Nに失望しますが、私はこの説が最も有力だと信じています。

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第二話「宇宙人説」 [WNロスの真実(考察)]

 最初に私が紹介する仮説は「宇宙人説」である。

 Nの美声を聞いた一部のファンは「彼は火星人に違いない」や「金星から来た王子だわ」と称賛の声を送っていた。不思議なことに誰も「天使の歌声」や「神の歌声」などの表現を使わない。Nの歌声を褒め称える人は彼のことを異星人として例えるのである。

 そこでWNロスについて調べていた私は思った。

 「もしかしたら、Nは宇宙人なのかもしれない!」と。

 そこで私はWN関連の出版物とSNSにあるWNへの応援メッセージを隈なく調査した。すると、そこには驚くべく事実が隠されていた。

 第一にNは水しか飲まず、綺麗な水を自宅で作るためにアジッサの苗木を大量に育ている。

 Nは音楽雑誌『ローリング石ころ』の2002年3月号のインタビューで上記の食生活について答えており、聞き手は冗談だと思って聞き流している。だが、Nは翌年の『朝目こども新聞』7月27日のインタビューで同じことを言っている。当時、私を含む多くのファンは「Nはナメック星人!」だと冗談交じりに言って笑っていたが、思い返せば、あれは私たちへのメッセージだったのかもしれません。

 第二に、Nの経歴不明には謎が多い。

 G3は1950年にロックバンド『ダーティー・オールド・メン』のカスタネット担当としてデビューしており、その後、バンドメンバー全員が酒とタバコ、女性、クスリに溺れて解散するという偉業を遂げています。

 一方のNは彗星の如く日本のミュージックシーンに現れ、そして、世界中の音楽に影響を与えています。ある日本の音楽評論家は「21世紀の音楽を支えているのはWNとテイラー・スウィフトだ。この二大巨星がいる限り、音楽業界が廃れることはない」と述べている。

 さて、Nの過去に関する本は100を超えているが、N本人にインタビューで過去について尋ねると全ての本と異なることを述べるのである。本の著者が妄想で書き、Nがそれを知らない可能性もある。だが、Nもインタビューによって発言が変わるのである。

 一例として、「オラ、小さい時に頭を打ってから穏やかになって…中学3年生くらいまで尻尾が生えてたんですよ。マジで…」と発言することもあれば、「小さい頃の家は不思議な家で…こういうと扉が開いたんです。ピッコロと…」などインタビューで述べている。

 以上の点から私はNが宇宙人であり、今回のWNロスの真相はNが一時的に実家の星に里帰りしているんだと思います。
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第一話「背景」 [WNロスの真実(考察)]

第一話「背景」

 WNは1990年から活動を始め、独特なリズムと歌詞で多くの音楽ファンを魅了してデビュー曲『U/Ryu』はオリコンチャート974位にライクインしました。

 当初は演歌路線だったWNでしたが、1991年からR&Bやヒップポップ系の曲を多数作成して新しいファンを獲得しました。しかし、これは初期のファン離れに繋がって、当時のメインボーカルであったG3は演歌路線へ戻すことを考えましたが、先見の目があったNは「これからの時代、俺みたいに恋する自分に酔う男女が増えるだろうからR&Bみたいな曲が売れるはず…」と言って演歌から離れる決意をした。

 だが、G3はNの決定に批判的であり、2009年に発売されたエッセイ本『ベリー・ベスト・オブ・G3』にて以下のような後悔を述べている。

 「演歌路線で行っていれば、WNも氷川きよし的な地位を築き、おば様たちの支持が得られたと思うと後悔しかない。私としては若者よりもおば様たちの支持の方が魅力的なのだ。」

 R&B、そして、ヒップホップアーティストとしての道を選んだWNは、路線変更後に初めて出した『ZO.I.DO』で1995年のオリコンチャート1011位にランクインする大挙を成し遂げた。確かな手応えを感じたNとG3は演歌の作成を続けながら、メインをR&Bとヒップホップにすることを決めた。

 その後、ファーストアルバム『いつも君のそばにいたいけど、人肌って思ったより暑いじゃん?だから、適度な距離感を保たへん?』を2010年に発表し、同年のオリコンチャート1300位にランクインした。それからWNはニューヨークでチャレンジすることを目指し、多くの楽曲を日本とアメリカで提供し、あの有名な『三途の川』や『ニート』が一部地域限定で流れているCMで使用されて多くの注目を集めた。

 勢いに乗るWNは自身の経験も基に『諦めないから』、『水色の詩』、『歩道橋』、『H.O.K.U.R.E.N.』、『B.B.Snow』を生み出し、「紅白出場も夢じゃない!」とファンの間では騒ぎとなっておりました。しかし、WNは年越しライブを毎年行なっているのでスケジュールが合わなく、毎年紅白の出場を逃している。

 着実にキャリアを積んでいたWNであったが、2019年12月31日にNは以下のようなツイートをしている。

 「来年もよろちくびーむでマッスル!」

 この10万3千6百2のイイネと5リツートを得たNのツイートを境に、WNはSNSの更新を止め、さらに複数のアカウントが凍結または削除された。

 突然の事態にファンは驚くと同時に涙し、様々な憶測を呼ぶことになった。これが世にいう『WNロス』である。

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序文 [WNロスの真実(考察)]

序文

 WNと言えば、知らない人はいない世界的な有名アーティストです。

 いずれ『ボヘミアン・ラプソディー』や『ロケットマン [注:北の将軍様じゃないよ]』のような伝記映画『HOKUREN』、そして、数え切れないドキュメンタリー作品が作られるでしょう。

 WNは伝説的な音楽グループですが、今年の初めから彼らの公式SNSアカウントが停止、または削除されました。これは世界を震撼させ、多くの国々がトップニュースとして報道したため、読者の皆さんも知っていると思います。

 同時期にSNS上では以下のような怪文書が出回り、その文章は翻訳されて世界中のWNファンが知ることになりました。問題の文章は以下の通りです。

 「WNの抹殺については、世界的な影響を前提としてプロセスを踏んだ状況であり、これは総理のご意向だと聞いている。」

 衝撃的な文章であるが、これはつまり日本国総理大臣が世界中で絶大な人気を誇るWNの抹殺を本気で考えているという証拠だと一部のファンは訴えています。以後、WNのアカウントに関する出来事は『WNロス』と呼ばれております。

 しかしながら、私は上記の怪文書が証拠になるとは思っていませんし、WNは既に日本という国が単独で張り得るような存在ではないのです。

 このような「政府によるWN暗殺計画」の他にも「死亡説」、「性転換説」、「激太り説」、「ふなっしー説」、「ウシくん説」、「Zozotown説」などの考察が多くのブログや動画サイトで公開されております。特に「ふなっしー説」は有力だと思っていますが、それでも私はこれらの考察を基に新たな仮説を作りました。

 荒唐無稽だと思われる仮説もありますが、この目的はWNロスという世界的なニュースの謎を紐解く手助けをしたいからです。しかしながら、WNのメインボーカルであるNと親しい人物によるツイートによって、「自分探しの旅」または「現実逃避」という説が最有力候補となっています。それでも多くのファンは他の、主に「ふなっしー説」が現実的だと主張して白熱した議論が展開されています。

 そこで私は『WNロス』という事件を振り返りながら、私の仮説と合わせて事件の真相を突き詰めていこうと思います。

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