バリー・アイスラー [書評]

 スペイン風邪(え?ヘイトに当たる?)の時、日本はおよそ3年ほど苦しんだそうですが、今回はどうでしょうね?

 技術は発展しているので、国際機関やそこに浸透しようとしている国の妨害が入らなければ、来年にはこの騒ぎも落ち着くかもしれませんね。

 さて、なんか「古い本の紹介が多い!」という意見がチラホラ出ています。この意見に対するハヤオの回答は以下の通りです。

 「最近、面白い本が少ないんだよね。なんかネットで見れる内容か、似たようなストーリーの小説しかないじゃん。」

 ハヤオの個人的な意見であって、本ブログを代表する意見ではありません。

 それでは本題に入りましょう。

 今回スポットライトを当てる作家はバリー・アイスラー氏です。

 「バリー・アイスラーの小説を読んでなかったら、『返報』や『S.N.A.F.U.』を書くことはなかったかも?」

 おそらくブログで紹介してる作家さんの中で知名度が一番低いアメリカ人作家かもしれません。

 バリー・アイスラー氏は元CIA職員で、日本で3年ほど活動していた方です。ちなみに柔道も嗜んでいて、講道館より黒帯をもらってます。アイスラー氏は日本にいた時の経験を生かして様々な小説を書いてるようです。

 そのバリー・アイスラー氏の作品の中でハヤオのオススメは『雨の牙』と『雨の影』らしいです。
 
 バリー・アイスラー氏の代表作はジョン・レインという日米ハーフの殺し屋のシリーズで、ハヤオはそのジョン・レインが好きらしく、彼が日本で活躍する上記の2作がオススメらしいです。

 殺し屋と言っても、派手な方法ではなく、自然死に見せかけるようにようにして仕事をこなすプロフェッショナルだそうです。

 『雨の牙』はジョン・レイン第1作目となっており、椎名桔平が主演で映画にもなってます。そちらのタイトルは『レイン・フォール/雨の牙』です。ゲイリー・オールドマンも出てますが、映画としてはイマイチです。しかし、興味のある方はチェックしてみてはいかがでしょうか?

 さて、物語のあらすじですが…

 国交相のキャリア官僚の暗殺を請負ったジョン・レインは仕事を無事にこなすも、同じ依頼者から殺害した官僚の娘の暗殺も頼まれる。その仕事を請け負ったジョンであったが、彼は暗殺した官僚が持っていたはずのデータを追う勢力から追われることになる。

 ハードボイルド小説の好きな人が大好きな要素満点な作品らしく、テンポがすごく良いのでオススメな小説だそうです。

 次はジョン・レインの2作目『雨の影』です。

 こちらのあらすじは…

 前作から1年後、大阪に潜伏していたジョン・レイン。しかし、警察庁の知り合いに見つかり、仕事を依頼されて東京へ戻るが…

 あまり書くとネタバレになるかもしれないです。『雨の影』は前作との繋がりが深いので、1作目の『雨の牙』を先に読むことをオススメします。派手な銃撃や国際的な陰謀はないそうですが、外国人から見た日本の姿を知ることができる小説らしいです。

 ちなみに、このジョン・レインですが、数年前からアメリカでテレビドラマ化(ミニシリーズ)の話しがありました。主演はキアヌ・リーブスで、監督はチャド・スタエルスキで製作するという噂がありました。

 あれ?この二人って?

 そうです!『ジョン・ウィック』シリーズの主演と監督です。なんでも、キアヌはバリー・アイスラー氏とブラジリアン柔術の訓練をしたり、2作目のプロモーションで監督と来日した際にロケハンもしたりしていたようですが、3作目の製作などの影響で製作が中断されてる模様です。

 『ジョン・ウィック』は4作目も作るので、当分、キアヌ版のジョン・レインはないでしょうね。

 この『ジョン・ウィック』のアクションはスタイリッシュでカッコいいので、興味のある方はチェックして見て下さい。日本のドラマ『コードネーム・ミラージュ』はこちらの映画のアクションに影響されているので、気になる方は両方見ても良いかもです。

 長くなりましたが、最後にハヤオの一言です。

 「バリー・アイスラーは現代日本のタブーというのか、あまり特集されない闇の部分を見せてくれる面白い作品だとオイラは思うんだよね。」

 重度の中二病患者ですね。後でお薬を出す必要があります。

 ハヤオのような中二病の変態野郎が好きな作品ですが、バリー・アイスラー氏の小説は外国人から見た日本や彼の経験を作品に書いているので一読の価値あると思います。しかし、翻訳されている作品が少ないのが残念です。

 さて、もう読んでる人はいないと思いますが、次も書いていこうと思います。

 次回はロバート・ラドラムです。

 それじゃ!
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