S.N.A.F.U. (8) Prelude? [S.N.A.F.U.]

 一台の黒いSUVがトンネル内を走行している。

 助手席に座る井上は後部座席に手を伸ばして黒いダッフルバッグを手に取った。そして、ジッパーを横に引いて鞄を開き、中に入っていた銃床の無いモスバーグM500を取り出した。

 運転席にいるJCTC第2課3班こと『田丸班』の武内卓は井上の装備を横目で確認したが、何も言わずに視線を前方へ戻した。

 井上の後ろの席で座っている浦木は収納された状態の特殊警棒を左右の手に持ち、その手は太腿の上に置かれていた。彼の着ている白いワイシャツは煤や埃で汚れ、所々に裂け目があった。

 散弾銃を持つ井上の襟付き紺色シャツは血で汚れており、腹部に大きな血の跡があった。彼は銃床のない散弾銃を180度回して装填口を上に向けると、ダッフルバッグから2つのゴム弾を取り出して滑らせるように装填した。流れるように井上は鞄からゴム弾を取り出して同じ動作を繰り返し、5発入れるとポンプを元の位置へ戻して銃を脚の間に置いた。

 前の座席で散弾銃の装填が行われていた時、浦木は静かに持っていた特殊警棒の先端を指で摘んで伸ばし、柄の底部にあるボタンを押して収納する動作確認を何度も繰り返し行なった。

 車内にいる3人が言葉を交わすことはなかった。重々しい空気が流れていたが、彼らはそれを不快に思うこともなく、車が目的地に到着するのを待っていた。

 彼らを乗せたSUVはトンネルを向け、目的地まで残り5キロと迫った。


























(ハヤオがクズなので、まだ完成してないです。

 それでも半分以上?はできてるので、今週末から少しずつ公開しようかと考えてます。はい。

 この話しで終わるか、終わらないか話してます。まぁ、私が最終回みたいな構成にするよう促しているのでね、、、

 しばらくこの神聖なブログが汚されると思いますので、アクセスは控えて下さい。

 それじゃ!)
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