第一話「背景」 [WNロスの真実(考察)]

第一話「背景」

 WNは1990年から活動を始め、独特なリズムと歌詞で多くの音楽ファンを魅了してデビュー曲『U/Ryu』はオリコンチャート974位にライクインしました。

 当初は演歌路線だったWNでしたが、1991年からR&Bやヒップポップ系の曲を多数作成して新しいファンを獲得しました。しかし、これは初期のファン離れに繋がって、当時のメインボーカルであったG3は演歌路線へ戻すことを考えましたが、先見の目があったNは「これからの時代、俺みたいに恋する自分に酔う男女が増えるだろうからR&Bみたいな曲が売れるはず…」と言って演歌から離れる決意をした。

 だが、G3はNの決定に批判的であり、2009年に発売されたエッセイ本『ベリー・ベスト・オブ・G3』にて以下のような後悔を述べている。

 「演歌路線で行っていれば、WNも氷川きよし的な地位を築き、おば様たちの支持が得られたと思うと後悔しかない。私としては若者よりもおば様たちの支持の方が魅力的なのだ。」

 R&B、そして、ヒップホップアーティストとしての道を選んだWNは、路線変更後に初めて出した『ZO.I.DO』で1995年のオリコンチャート1011位にランクインする大挙を成し遂げた。確かな手応えを感じたNとG3は演歌の作成を続けながら、メインをR&Bとヒップホップにすることを決めた。

 その後、ファーストアルバム『いつも君のそばにいたいけど、人肌って思ったより暑いじゃん?だから、適度な距離感を保たへん?』を2010年に発表し、同年のオリコンチャート1300位にランクインした。それからWNはニューヨークでチャレンジすることを目指し、多くの楽曲を日本とアメリカで提供し、あの有名な『三途の川』や『ニート』が一部地域限定で流れているCMで使用されて多くの注目を集めた。

 勢いに乗るWNは自身の経験も基に『諦めないから』、『水色の詩』、『歩道橋』、『H.O.K.U.R.E.N.』、『B.B.Snow』を生み出し、「紅白出場も夢じゃない!」とファンの間では騒ぎとなっておりました。しかし、WNは年越しライブを毎年行なっているのでスケジュールが合わなく、毎年紅白の出場を逃している。

 着実にキャリアを積んでいたWNであったが、2019年12月31日にNは以下のようなツイートをしている。

 「来年もよろちくびーむでマッスル!」

 この10万3千6百2のイイネと5リツートを得たNのツイートを境に、WNはSNSの更新を止め、さらに複数のアカウントが凍結または削除された。

 突然の事態にファンは驚くと同時に涙し、様々な憶測を呼ぶことになった。これが世にいう『WNロス』である。

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